保険の選び方

この記事を読むのにかかる時間:620

保険の選び方

ここでは保険の選び方について紹介していきます。保険は様々な種類がありますので、死亡保険、医療保険、がん保険、個人年金保険、自動車保険に分けて解説していきます。私自身、生損保約30社の商品を販売していた経験がありますが、そもそも販売していたとしてもすべての商品を把握しているわけではありません。ほとんど売れていない商品を含めると無数の商品が販売されているためです。保険を販売する人は保険募集人と言いますが、相談した保険募集人が知っている情報で保険商品を提案される側面があります。そのほか、保険業界の状況を踏まえ、保険に詳しくない人がどのように自分に合った商品を選択すればいいか見ていきましょう。

そもそも保険は必要か?

保険を考える際、そもそも保険が必要かどうかで悩まれている人もいらっしゃるでしょう。全く保険に加入しないと決めている人はこのサイトに訪問することはないでしょうが、必要かどうかを考えることは大切だと思いますので、別途、判断材料をまとめておきたいと思います。ただ資金面で余裕でも保険に加入しない人と資金面で余裕がないので保険に加入しない人では考え方が異なります。これから保険の選び方を解説していきますが、資金面で余裕がないため、保障を絞らなければならない人向けであるとも言えます。つまり限られた予算内でどのような保険を選ぶかについては念頭に置いて解説します。

保険会社や募集人が見せる資料だけで判断するのに不安を感じる人もいらっしゃると思いますので、検討している人が正しく判断できる材料を紹介できればと思います。

次のような人向けに解説します!

・資金が限られているため、保険選びで迷っている人
・ある程度、保険の必要性を感じている人

保険に対する考え方は人それぞれ

保険に対する考え方は様々です。保険料を支払わなければなりませんので、保険料に見合う給付金や保険金を受け取れるか、得かどうかで判断する人もいらっしゃるでしょう。保険はそもそも多くの人が資金を出し合い、困ってい人に資金を渡すもので、損をする人は必ず出ます。ただ保険会社によっては経費がかかってしまい、契約者や被保険者に資金が回りにくい仕組みになる場合もあるでしょう。その点では比較検討して自分に合った商品を選択していく必要があります。

保険を選ぶ前に知っておきたいこと

保険の知識ももちろん必要ですが、ここでは商品の知識ではなく、保険選びに影響を及ぼす業界の状況について解説していきます。

保険選びは良き相談相手を探すこと

保険に加入する際、どこに相談するか、相談先の選択から始まります。保険の商品に詳しくなくても基本的には説明を受け判断することになります。いい相談相手に巡り合うかが最も重要であると言っても過言ではありません。信用できる募集人から加入する方が安心でしょう。ただ基本的にどの募集人も説得力があると考えておかなければなりません。つまり信頼できる募集人と言っても、本当に信頼できるどうかを判断するのは難しいでしょう。この点は、保険の選び方について詳細を解説する際に触れることにします。

保険商品の知識だけでなく、判断材料を集めること

良き相談相手を探すことも重要ですが、相談相手が良いか悪いかを判断するための材料が必要です。相手は保険のプロですし、知識ではかないません。そのため、相談してプロの意見を参考にすることは重要です。しかし相手のお勧めする商品をそのまま加入してしまうと後悔する可能性があります。

そこでポイントとなるのが判断材料です。相手が持たない資料として、家計の情報があります。あらかじめ予算を決めておき、その範囲内で加入することにしておけば、保険料の支払いが負担になる可能性は小さくなります。ただ家計の詳細を見せてしまうと、判断材料の一つを失うことになるかもしれませんので、注意が必要です。

次に保険加入の根拠となるデータです。商品パンフレットや募集人が示すデータは加工後の資料で、一部です。嘘は書かれていませんが、物事の一面しか表していないかもしれません。自分に合った商品を選ぶためには与えられた資料だけでなく、自分で集めたデータも判断材料に加え、検討しましょう。

現在、契約書の電子化が進んでおり、タブレットやネットで契約を結ぶ機会が増えています。保険商品もネットだけで契約できる商品が増えてくるでしょう。ネットは便利ですが、保険料の安さとはトレードオフの関係だと考えております。便利さを求めると、保険料は安くならない、どちらも同時に成立しないことを意味します。保険料が安くても必要のない保険に加入したり、保障が不足していたりする可能性もあります。実際に支払う保険料が安くても、自分に合っていなければ無駄となります。もちろん、保険商品を理解し、比較検討して選択できる人は保険料を安くすることができます。直接、募集人から説明を受けなくても自分に合った商品を選べるでしょうか。直接説明を受けた方が余計な保険に入らされる、と感じる人もいらっしゃると思いますが、いずれにしても保険の知識と判断材料は必要となるでしょう。

判断材料にならないもの

保険を選ぶにあたり、判断材料にならないものもあります。状況にもよりますが、一般的に次のようなものは判断材料にならない、もしくはなりにくいものです。

・お勧めを聞いたときの回答
・最も売れている商品または最近人気の商品
・募集人が加入している商品

保険に加入する窓口

多くの人はどの販売ルートから保険に加入しても同じだと考えているでしょう。しかしペットネーム(保険の商品名)が同じでも保険料が異なることがあります。最近では、「ネット用」「銀行用」と書かれているパンフレットが目に付きます。これは保険会社が支払う手数料が関係しています。保険会社が自社の商品を直接販売する場合と、代理店経由で販売する場合とでは、代理店経由の方が費用がかかります。これが代理店手数料です。代理店経由で加入するケースが多く、保険会社もあらかじめ代理店への手数料支払い分も計上して保険料を設定します。ただ市場にあるどの商品よりも保険料を安くするため、代理店を通せない(手数料を支払えない)商品もあります。基本的に自分に合った商品を選ぶためには保険商品を比較しなければならず、複数の保険会社の商品を取り扱う代理店(乗合代理店)に相談することをお勧めしますが、保険会社が直接販売する商品を確認しておくといいでしょう。販売ルートとして次のようなものがあります。

・乗合代理店(店舗型・ネット型)
・金融機関
・保険会社直販

乗合代理店は、ショッピングモールなどで店舗を構える店舗型とネットを中心に集客しているネット型に分かれますが、基本的には複数の保険会社の商品を扱う乗合代理店です。また金融機関も乗合代理店ですが、取り扱ってい商品は限定的です。複数の保険会社から限られた商品だけを販売しているため、一般の乗合代理店とは少々異なります。というのも、数多くある商品から比較検討しなければなりませんので、目的を達成できない可能性があるためです。ただ金融機関の商品がダメだというわけではありません。金融機関用の商品を販売していたり、結果的に選ばれやすい商品を扱っていたりするためです。最後に保険会社直販ですが、代理店だけでなく保険会社のサイトも確認するようにしましょう。ネット検索すると基本的に保険会社の公式サイトが表示されますが、なかには代理店のサイトの場合もあります。公式かどうかの確認もしておきましょう。

保険の種類

生命保険と損害保険、第三分野の医療保険を合わせると、数多くの種類があります。基本的に個人や家庭がかかえるリスクすべてを保険で準備するのは無理ですので、優先順位を付ける必要があります。ここではどのような種類があるか確認し、そのうち、どれが必要か考える土台にしましょう。

死亡保険

死亡保険は、被保険者が亡くなったときや所定の高度障害状態になった時に、保険金が受け取れる保険です。掛捨型や貯蓄性のあるタイプのほか、運用重視の外貨建て保険など様々あります。

定期保険・収入保障保険

定期保険は、たとえば契約から15年のうちに死亡した場合に死亡保険金が受け取れるが、何もなければ解約返戻金や満期保険金がない掛捨型の死亡保障です。「15年」は商品によって期間が異なりますが、15年後に更新すれば継続でき、その時の年齢が基準となるため、保険料は上がります。定期保険は保険金を1,000万円に設定すれば期間中はずっと1,000万円の保障となります。一方、定期保険の一種である収入保障保険は、保険金を年金形式で受け取れるタイプで、満期に近づくほど受け取れる総額は少なくなります。定期保険が長方形なら、収入保障保険は右下がりの三角形です。基本的に必要保障額は年々減少しますので、無駄が少なくなり、保険料も安くなります。

終身保険・低解約返戻金型終身保険

終身保険は契約を継続している限り一生、死亡保障が続き、保険料支払終了後など解約するタイミングによって、支払った保険料よりも多く解約返戻金を受け取れるため、貯蓄性のあるタイプとなります。一方、低解約返戻金型終身保険は、保険料支払期間中の解約返戻金を、一般の終身保険の70%程度にする反面、保険料支払終了後の解約返戻金は一般の終身保険と同じとなるため、保険料を継続して支払うことができれば一般の終身保険より解約返戻率(解約返戻金÷既払保険料総額×100)は高くなります。

変額終身保険

変額終身保険は、保障内容は終身保険と同じですが、金額が変額するという特徴があります。死亡保険金は最低保証されているものの、解約返戻金に最低保証はなく、運用次第では保険料総額の方が高くなることもあります。

外貨建て終身保険

外貨建て終身保険は、保障内容は終身保険と同じですが、外貨建てなので、為替変動の影響を受けます。一般の終身保険は円建てですが、外貨建て終身保険の方が積立利率が高いときに魅力が出ます。

医療保険

医療保険はがんを含め、様々な病気やケガで入院、手術をしたときに給付金を受けられる保険です。

日額型

医療保険の日額型は、60日型や120日型などがあり、1日5,000円など1日当たりの金額をベースに契約する医療保険です。手術給付金が日額の20倍など日額をベースになっていることが多いため、手術給付金の額にも影響します。日額型は基本的に生命保険会社の商品です。

実費補償型

実費補償型の医療保険は、契約時に定めた金額で給付されるのではなく、実際に支払った金額が補償される医療保険です。窓口負担の全額が補償されるため、保険としては最も安心できると言えますが、高齢になるほど病院を利用する可能性があるため、保険料は日額型と比べてかなり高くなります。実費補償型は基本的に損害保険会社の商品です。

がん保険

がん保険はがんに特化した医療保険で、入院日数や手術日数に制限がないのが一般的です。また契約から90日間は免責期間となり、がんと診断されても保障の対象外となりますが、契約時から保障される商品もあります。現在では様々な種類のがん保険が販売されています。

日額型

1日1万円など、日額ベースで決めます。近年は入院日数が短くなっていることから、がん診断給付金のみ加入できる商品もあります。入院日額は入院しなければ給付されないため、入院日数の短期化がみられる現在ではがん診断給付金のみで使い方が自由な方が使い勝手はいい。

実費補償型

実費補償型は実際にかかった費用を補償する保険で、損害保険会社の商品です。医療保険と同様、高齢になるほど保険料が高くなるため、商品性はいいが、加入するとなると悩んでしまうかもしれません。

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。