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保険を選ぶ前に知っておきたい保険の知識

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保険を選ぶ前に知っておきたい保険の知識

保険を選ぶ際に、正しく判断するために必要な保険の知識を紹介します。

保険会社によって同じような保障でも保険料は異なる

「保険はどこでも同じ」と最終的に言い聞かせて決断していないでしょうか。確かに同じような水準の商品はありますが、これだけ多くの商品がありますので、同じような保障でも保険料の差は出ます。他と比較して保険料が割高な商品を紹介される可能性がそもそも小さいですが、保険料は保険会社によって差が出ますので、できる限り安い商品を希望している人は比較検討しなければなりません。

募集人にお勧めを聞いても判断材料にならない

どの商品にするか迷った時、募集人にお勧めを聞いた経験はないでしょうか。保険加入に向けて、方針があやふやな人ほど最終的な決断ができず、他人任せになりがちです。また募集人によっては売りたい保険に加入している場合もあります。どうしても決断できない場合は、その場で回答をせず、考える時間を設けるようにしましょう。

保険会社のサイトは一例が記載されているに過ぎない

保険会社の公式サイトを情報源にすれば問題ないと思うかもしれません。しかし保険商品は、単純に年齢と性別だけで保険料が決まるわけではありません。どのような保障が必要か、リスクを回避するためにはどのようにすべきかなど、ここの状況に合わせた保険設計が必要となります。低解約返戻金型が誰でも支払った保険料以上の解約返戻金を受け取れるわけではありませんし、保険料が安くても医療の現状に合わない医療保険に加入しても大きな効果は得られないでしょう。公式サイトは当然、魅力のある商品のように宣伝していますので、鵜呑みにして説明をろくに聞かず加入してしまうと大きな損をしてしまう可能性もあります。

保険は金融商品ですので、数日調べただけで全てを理解することはできないでしょう。

保険募集人は嘘は言わないが不要なことも言わない

保険を販売するにあたり、保険業法がありますので、一定のルールの下で販売しています。そのため、加入する代わりに対価を提供したり、見直しする必要がないのに新しい契約を勧めたりすることは禁止されています。ただ法令で定められているのは最低限の内容で、保険料の安い商品を選択しやすいようになっているわけではなく、しっかりと比較検討しなければなりません。

また保険業法の改正により顧客が求める判断材料を提供することと明記されましたが、保険募集人が売るための役に立つ資料を準備していても、保険が不要に感じる資料を時間をかけて集め、情報提供することは考えにくいです。そのため、保険の必要性を強く感じている人はいいですが、何となく相談した人は、保険が不要である(少額で十分である)など、別の判断材料を収集しましょう。

あえて他社を褒め、自社商品を勧める営業

保険に少し詳しくなれば分かりますが、死亡保険、医療保険、がん保険など全ての種類で優れた商品を販売する保険会社はまずありません(たまにタイミングによっては相対的にいい商品になることもありますので、絶対ではありません)。そのため、他社の商品を勧めつつ、特定の分野の商品を勧めるケースがあります。「医療保険は弱いですが、終身保険は人気があります」のような勧め方です。「人気がある」も漠然としていて判断材料になりませんが、何となく正直さが出ていて信じてしまうのでしょう。

こちらから問い合わせて営業トークをしてくる分にはいいですが、向こうから勧めてくる場合、他にもいい商品があると考え、他社の商品も調べた方が無難です。

思い込みを打ち破る

説得力のある説明をされると、その考え方から抜け出せず、加入するしかないと考えてしまいます。話をじっくり聞いて、おかしなところがないか探してもあまり意味がありません。専門的な知識がなければ納得してしまうだけです。

いくつかの営業方法を紹介しましたが、決して全てが悪いという意味ではありません。募集人も本心でいい保険だと思って加入している可能性もあるからです。

ここで具体例を紹介したのは、必要がないのに十分検討もせず加入して、さらに途中解約などして損をしてしまうことを回避していただきたいだけです。顧客のために無駄な保険を勧めず、最低限必要な保険だけしか勧めない募集人もいらっしゃいます。

自分に合った商品を選ぶためのポイント

行動経済学という学問があります。人は必ずしも最も得をする選択肢を選ぶわけではなく、状況や雰囲気に左右されます。営業は人の心理をうまくついて行われますので、保険に詳しいいかどうかは関係なく、強く意識しなければ「何となく」選んでしまうものです。保険料の総額を説明するのは、保険料総額より多くの解約返戻金が受け取れるようなケースでは見られますが、医療保険などでは毎月の保険料でしか説明しないでしょう。最初の挨拶から契約まで細かな戦略が散りばめられているのです。

いずれにしても、保険募集人より保険に詳しくなるのは不可能ですので、現状で自分に合った商品を選ぶためには何ができるかを考えてみます。

・必ず複数の商品を比較検討してから決断する。
・商品の比較だけでなく、募集人(代理店)の比較もする。

保険は代理店経由で加入することが多いと思いますが、保険会社の印象ではなく、代理店の印象の方が重要ではないでしょうか。

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