「国民健康保険に加入する自営業者などの平均在院日数」をグラフ化にしてみた
厚生労働省が公表している「医療給付実態調査」より、平均在院日数を紹介します。ここでは自営業者などが加入する市町村国保の統計データから平均在院日数をながめます。
「国民健康保険に加入する自営業者などの平均在院日数」からわかること
協会けんぽのデータを比較すると状況がわかりやすいですが、国民健康保険の場合、平均在院日数が長くなっています。平均在院日数が長い原因ですが、会社員や公務員で精神疾患を患った人が働くことができず退職し、治療していることが一つだと考えられます。
「国民健康保険に加入する自営業者などの平均在院日数」ではわからないこと
「国民健康保険に加入する自営業者などの平均在院日数」だけではわからないことをまとめ、勘違いして判断しないよう注意します。ほかのデータとの組み合わせで判断しやすくなります。
- 傷病別の平均在院日数
医療・がん保険の必要性について
協会けんぽと比べると平均在院日数が長いですが、国保だから病気になりやすいわけではありません。協会けんぽや組合健保のデータを参考に、医療保険やがん保険の加入を検討するとよいでしょう。一般に、高齢になるほど平均在院日数は長くなると考えられますので、加入するタイミング、無理のない範囲で保険料を設定しましょう。
この記事で使用した統計データ(医療給付実態調査)の紹介
医療給付実態調査の概要
出典 | 厚生労働省 |
統計名 | 医療給付実態調査 |
調査目的 | 医療保険制度加入者の受診や疾病等の状況を年齢別、疾病分類別等様々な切り口から観察し、医療保険制度の健全な発展のための基礎資料を得ることを目的とする。 |
調査対象 | 医療保険制度の全ての保険者(後期高齢者医療広域連合を含む。)に係る全ての診療報酬明細書及び調剤報酬明細書(医科入院、医科入院外、歯科、調剤)を対象とする。 |
調査時期 | 毎年四半期ごと(3月末日、6月末日、9月末日、12月末日) |
公表時期 | 年度分をとりまとめて、調査年度の翌年度末頃公表 |
備考
- 入院受診延日数は、推計新規入院件数(前月以前に退院した者が当月再入院した場合を含む)と推計平均在院日数(入院の1件当たり日数から算定した平均在院日数)の積に分解できる。
- 入院医療費は、「推計新規入院件数」(入院発生),「推計平均在院日数」(入院期間)及び「入院の1日当たり医療費」(入院単価)の3要素の積に分解でき、さらに、推計新規入院件数と推計1入院当たり医療費(推計平均在院日数に入院の1日当たり医療費を乗じて得た1入院当たり医療費)の積に分解できる。
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