「国民健康保険に加入する自営業者などの入院1日当たり医療費」をグラフ化にしてみた
厚生労働省が公表している「医療給付実態調査」より、入院1日当たり医療費を紹介します。ここでは自営業者などが加入する市町村国保の統計データから1入院当たり医療費を確認し、医療保険やがん保険の選び方を考えます。
「国民健康保険に加入する自営業者などの入院1日当たり医療費」からわかること
「0歳から4歳まで」から「50歳から54歳まで」まで、入院1日当たり医療費は減少しています。一般的に、年齢を重ねるほど入院1日当たりの医療費は上昇します。「国民健康保険に加入する自営業者などの入院1日当たり医療費」では、手術を伴わない長期入院の影響で、入院1日当たり医療費が低めに現れています。
- 「0歳から4歳まで」から「50歳から54歳まで」まで、入院1日当たり医療費は減少
「国民健康保険に加入する自営業者などの入院1日当たり医療費」ではわからないこと
- 入院日数(医療費の負担に影響する)
医療・がん保険の選び方・必要性について
入院1日当たり医療費は「40歳から44歳まで」で7,811円となっています。医療保険の多くは日額5,000円や10,000円ですので、医療保険・がん保険に加入しておくことで、医療費の負担を軽減することができます。ただ、手術を伴う入院の場合、入院1日当たり医療費も増えますので、注意が必要です。
この記事で使用した統計データ(医療給付実態調査)の紹介
医療給付実態調査の概要
出典 | 厚生労働省 |
統計名 | 医療給付実態調査 |
調査目的 | 医療保険制度加入者の受診や疾病等の状況を年齢別、疾病分類別等様々な切り口から観察し、医療保険制度の健全な発展のための基礎資料を得ることを目的とする。 |
調査対象 | 医療保険制度の全ての保険者(後期高齢者医療広域連合を含む。)に係る全ての診療報酬明細書及び調剤報酬明細書(医科入院、医科入院外、歯科、調剤)を対象とする。 |
調査時期 | 毎年四半期ごと(3月末日、6月末日、9月末日、12月末日) |
公表時期 | 年度分をとりまとめて、調査年度の翌年度末頃公表 |
備考
- 入院受診延日数は、推計新規入院件数(前月以前に退院した者が当月再入院した場合を含む)と推計平均在院日数(入院の1件当たり日数から算定した平均在院日数)の積に分解できる。
- 入院医療費は、「推計新規入院件数」(入院発生),「推計平均在院日数」(入院期間)及び「入院の1日当たり医療費」(入院単価)の3要素の積に分解でき、さらに、推計新規入院件数と推計1入院当たり医療費(推計平均在院日数に入院の1日当たり医療費を乗じて得た1入院当たり医療費)の積に分解できる。
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