国民健康保険に加入する自営業者などの【1入院当たり医療費】と医療保険・がん保険の選び方

医療・がん保険
統計から判断材料を探す

「国民健康保険に加入する自営業者などの1入院当たり医療費」をグラフ化にしてみた

 厚生労働省が公表している「医療給付実態調査」より、1入院当たり医療費を紹介します。ここでは自営業者などが加入する市町村国保の統計データから1入院当たり医療費を確認し、医療保険やがん保険の選び方を考えます。

「国民健康保険に加入する自営業者などの1入院当たり医療費」からわかること

 1入院当たり医療費について、疾病のうち精神疾患や脳梗塞などは長期入院になりやすく、医療費負担も重くなります。このグラフで用いている数値は、統計データから3割負担に修正したもので、「20歳から24歳まで」から「50歳から54歳まで」まで上昇傾向にあります。中小企業に勤める人が加入する協会けんぽのデータと比べるとわかりますが、医療費負担が大きく、家計への影響も大きくなる可能性があります。

 協会けんぽや組合健保よりも1入院当たりの医療費が多い理由の一つには、会社員や公務員を精神的疾患などを理由として退職し、治療しているからだと考えられます。

 「国民健康保険に加入する自営業者などの1入院当たり医療費」からわかることをまとめ、医療・がん保険の加入の必要性を考える判断材料とします。一つの統計データのみでは判断できませんので、ほかのデータと組み合わせて判断する必要があります。「国民健康保険に加入する自営業者などの1入院当たり医療費」をグラフ化してみて、次のような点がわかりました。

  • 1入院当たりの医療費の負担は重い
  • 「20歳から24歳まで」から「50歳から54歳まで」まで1入院当たりの医療費は増加する
  • 「高額療養費制度」の活用も考える
  • ※一般的に、疾病による退職者などを除けば、協会けんぽと同じようなデータになると思われる。

「国民健康保険に加入する自営業者などの1入院当たり医療費」ではわからないこと

 「国民健康保険に加入する自営業者などの1入院当たり医療費」だけではわからないことをまとめ、勘違いして判断しないよう注意します。ほかのデータとの組み合わせで判断しやすくなります。

  • 1入院当たり医療費が大きい原因・理由
  • 協会けんぽや組合健保との相違点

医療・がん保険の選び方・必要性について

 「国民健康保険に加入する自営業者などの1入院当たり医療費」は、たとえば働き盛りの「40歳から44歳まで」の年齢階級を見ると、平均405,477円となっており、医療費の負担をどのように軽減するか考える必要があります。この金額水準では、高額療養費制度の活用も十分考えられ、「限度額適用認定証」を事前に申請しておいてもよいかもしれません。

 「限度額適用認定証」は高額療養費制度を利用する際に必要で、所有していない場合は、一旦医療費を支払わなければなりません。

この記事で使用した統計データ(医療給付実態調査)の紹介

医療給付実態調査の概要

     

出典厚生労働省
統計名医療給付実態調査
調査目的医療保険制度加入者の受診や疾病等の状況を年齢別、疾病分類別等様々な切り口から観察し、医療保険制度の健全な発展のための基礎資料を得ることを目的とする。
調査対象医療保険制度の全ての保険者(後期高齢者医療広域連合を含む。)に係る全ての診療報酬明細書及び調剤報酬明細書(医科入院、医科入院外、歯科、調剤)を対象とする。
調査時期毎年四半期ごと(3月末日、6月末日、9月末日、12月末日)
公表時期年度分をとりまとめて、調査年度の翌年度末頃公表

備考

  • 入院受診延日数は、推計新規入院件数(前月以前に退院した者が当月再入院した場合を含む)と推計平均在院日数(入院の1件当たり日数から算定した平均在院日数)の積に分解できる。
  • 入院医療費は、「推計新規入院件数」(入院発生),「推計平均在院日数」(入院期間)及び「入院の1日当たり医療費」(入院単価)の3要素の積に分解でき、さらに、推計新規入院件数と推計1入院当たり医療費(推計平均在院日数に入院の1日当たり医療費を乗じて得た1入院当たり医療費)の積に分解できる。

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