入院日数から医療保険を考える

医療・がん保険
統計から判断材料を探す

「病床種類別の平均在院日数」をグラフ化にしてみた

 厚生労働省が公表している「平成28年(2016)医療施設(動態)調査・病院報告の概況」より、病床種類別の平均在院日数を紹介します。統計データから病床種類別の平均在院日数を確認し、医療保険やがん保険の選び方を考えます。

精神病床、感染症病床、結核病床、療養病床以外の病床

精神疾患を有する人のための病床

おもに長期の療養を必要とする患者のための病床(精神病床、感染症病床、結核病床を除く)

都道府県知事指定の介護療養型医療施設に係る病床

出典:厚生労働省「平成28年(2016)医療施設(動態)調査・病院報告の概況」

「病床種類別の平均在院日数」からわかること

調査によりますと、一般病床で最も平均在院日数が長いのが高知県で21.3日、全病床でも高知県が最も長く46.4日です。長期入院となる療養病床では富山県の252.9日が最も長く、長崎県は100.4日と最も短くなっています。

  • 病床種類別の平均在院日数(全国平均28.5日)
  • 精神病床の平均在院日数(全国平均269.9日)
  • 一般病床の平均在院日数(全国平均16.2日)
  • 療養病床の平均在院日数(全国平均152.2日)
  • 介護療養病床の平均在院日数(全国平均314.9日)

「病床種類別の平均在院日数」ではわからないこと

医療・がん保険の選び方・必要性について

生命保険会社が販売する日額型の医療保険は、60日型と120日型がメインです。利用する頻度が高い一般病床だけの保障で十分であれば60日型で十分でしょう。ただ精神疾患や介護療養以外の長期入院では全国平均が152.2日と5か月程度の入院となっていますので、120日型でも不足することになります。一部の保険会社では長期入院に対応した商品も販売されています。

利用する頻度の高い短期入院に対応するか、頻度は低いが入院となると家計への負担が大きくなりそうな長期入院に対応するか検討しなければなりません。

この記事で使用した統計データ(医療給付実態調査)の紹介

医療給付実態調査の概要

     

出典厚生労働省
統計名医療給付実態調査
調査目的医療保険制度加入者の受診や疾病等の状況を年齢別、疾病分類別等様々な切り口から観察し、医療保険制度の健全な発展のための基礎資料を得ることを目的とする。
調査対象医療保険制度の全ての保険者(後期高齢者医療広域連合を含む。)に係る全ての診療報酬明細書及び調剤報酬明細書(医科入院、医科入院外、歯科、調剤)を対象とする。
調査時期毎年四半期ごと(3月末日、6月末日、9月末日、12月末日)
公表時期年度分をとりまとめて、調査年度の翌年度末頃公表

備考

  • 入院受診延日数は、推計新規入院件数(前月以前に退院した者が当月再入院した場合を含む)と推計平均在院日数(入院の1件当たり日数から算定した平均在院日数)の積に分解できる。
  • 入院医療費は、「推計新規入院件数」(入院発生),「推計平均在院日数」(入院期間)及び「入院の1日当たり医療費」(入院単価)の3要素の積に分解でき、さらに、推計新規入院件数と推計1入院当たり医療費(推計平均在院日数に入院の1日当たり医療費を乗じて得た1入院当たり医療費)の積に分解できる。

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