コラム[住宅ローン]

住宅ローンの選び方をじぶん銀行の公式サイトから学ぶ

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じぶん銀行の公式サイトから見る住宅ローンの選び方

初めて住宅ローンの利用を考えている人にとって、金融機関のサイトをどのように閲覧したらよいか分からない場合もあるでしょう。基本的には金融機関ごとの強みをアピールしている場合が多く、必要な情報にたどり着くのに時間がかかることがあります。そこで、金融機関のサイトをどのように見ればよいのか、じぶん銀行のサイトで確認していきます。

じぶん銀行のトップページからじぶん銀行の特徴が分かる

じぶん銀行に限らず、基本的には「売り」となるポイントを強調するはずです。他の金融機関のサイトを見る際にも参考になると思います。

トップページの上部は最も力を入れている可能性が高い

サイト構築をすると分かりますが、基本的に表示される瞬間の情報にインパクトが必要となります。そのため、一番最初に表示されるトップページの上部にはメリットが記載されている可能性があります。

じぶん銀行サイト トップページ上部

▼がん50%保障付き団信は保険料無料

じぶん銀行のがん50%保障団信

じぶん銀行のがん50%保障付き団信は、がんと診断されたら返済額が半分となる保障が付いている団信です。他の金融機関では取り扱っていない保障内容で、さらに保険料は無料なのでじぶん銀行の特徴の一つとなっています。ただ、一方、保険料を無料とする発想は「他の金融機関にもある」「もっと保障がよく無料の金融機関がある」と考え、「比較もせずにじぶん銀行が絶対的に魅力である」として比較検討せず選ばないようにしたいものです。

じぶん銀行サイト トップページ上部やや下

▼金利の低さが強み

じぶん銀行の特徴は低い金利

さらにスクロールしてみると、「魅力の金利」とあり、金利の低さをうたっています。実際にじぶん銀行の金利は比較的低く、魅力的です。

じぶん銀行4つのメリット

すぐその下には「4つのメリット」が書かれており、うち2つはすでに紹介されているメリットです。「契約書の記入や捺印が不要」であることで借入先を選ぶ可能性は低く、また「色々お得な6つの「0円」はたいてい他の金融機関と同じ内容なので、比較する際のポイントにはなりません。

6つの「0円」の内容

費用がかからない6つは、一般団信の保険料、がん50%保障団信の保険料、保証料、資金移動、一部繰り上げ返済手数料、収入印紙です。一般団信の保険料と一部繰り上げ返済手数料が無料である金融機関がほとんどですし、保証会社を使っていないため保証料は「0円」ですが、事務手数料で同水準の金額が必要ですので、負担が極端に小さくなるわけではありません。また、web完結の住宅ローンであれば、収入印紙が不要であることも一般的です。

資金移動にどれだけ需要があるか分かりませんが、「0円」で他の金融機関と比較し差が付くのは、やはり、トップページの上部にあった「がん50%保障団信の保険料」が無料となることでしょう。

選び方を間違えば負担が大きくなる4大費用

借入先を選ぶ際、金利(利息額)、事務手数料(保証料)、火災保険料、団信保険料の4大費用は金額が大きく、十分、比較検討しなければ、同じ借入金額でも数十万円、数百万円の違いが生まれます。このことを踏まえ、じぶん銀行のトップページを見てみると、金利は強みとして記載していますが、火災保険料については何も書かれていません。団信保険料は、保障内容によっても「無料」の価値は変わりますので、このページだけでは判断できませんが、がん50%保障団信の保険料が無料であることはポイントの一つです。保証料は無料ですが、事務手数料は「融資金額×2.16%(税込)」と標準的です。金利が比較的低く、事務手数料は標準的ですので、他の金融機関と比較しなければ借入先となるかどうかの判断はできないでしょう。

火災保険料については、金融機関で取り扱っている場合、割引などが受けられ、アピールしている金融機関もありますが、割引があっても、保険料は安いとは限りません。そのため、「火災保険料の取り扱いあり=メリット」と考えてしまうと負担が大きくなる可能性があります。

好感の持てるじぶん銀行の公式サイト

仕事上、金融機関のサイトで調べることが多いですが、じぶん銀行のサイトは、初めて訪問する人にとっても非常に見やすい構成になっています。ほとんどの金融機関で「強み」となるポイントを大きく表示し、他の金融機関と比べ高い費用については探すのも一苦労で、たいてい小さい文字で書かれています。

じぶん銀行の特徴は低い金利

じぶん銀行の場合、金利を大きく表示していますが、割と目立つ大きさで左側に「別途借入金額の2.16%(税込)の事務手数料が発生します」と書かれています。4大費用についてのほとんどの内容をトップページで確認できますので、好感が持てるのです。

金融機関では「顧客本位の業務運営」を提唱していますが、じぶん銀行のサイトの見やすさを見習ってほしいものです。

「じぶん銀行の公式サイトから見る住宅ローンの選び方」まとめ

今回紹介したじぶん銀行のホームページは、トップページで必要な情報を得ることができ、借入先を選ぶ人を考えたサイトと言えます。しかし、金融機関の中には、サイトの奥深くまだ探さないと必要な情報が見つからないことがあり、不親切なサイトが多いです。そのため、サイトから情報を得る前に、次の内容を中心に探すようにしましょう。探す目的がはっきりすれば探す時間を短縮できます。

住宅ローン4大費用を探す
・金利
・事務手数料(保証料)
・火災保険料
・団信の保険料

・金利:たいてい調べやすくなっています。ただし複数の金利がありますので、目当ての金利を探すのは苦労するかもしれません。
・事務手数料(保証料):金融機関によっては探すのに苦労します。一部の金融機関では複数の事務手数料を設定しているため、違いに気づかないケースも考えられます(実際に私のお客様は気づいておりませんでした)。
・火災保険料:火災保険料も合わせて取り扱いがある金融機関は記載があるでしょう。しかし火災保険料の割引が必ずしもメリットにならないことに注意してください。
・団信の保険料:たいていの金融機関のサイトで見つかるでしょう。ただ団信につける保障内容によって保険料の有無が異なりますので、注意して比較する必要があります。
4大費用を中心に自分に合った借入先選びを実施してみてください。

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